U-runnerが理科大で学んだ「実力主義」

 今日、学内某所にて、理科大の「実力主義実学主義の伝統」についてお話しする機会がありました。私が学生のときから感じてきたことを、話してほしい、と。

 少し考えてみて、「実力主義」についての気づきの出発点は、私が入学したときの薬学部長の言葉にあったことを思い出しました。当時の理科大パンフレットの薬学部のページに書かれていたその言葉は、

 「遊べ」


 (それを先生にお話ししたところ、以前のパンフレットを引っ張り出してコピーをしてくださいました。クリックして頂くと、大きくご覧いただけます↑↑)

 実際にはちょっと違って、「“遊び”への誘い」という題が掲げられていたのですね。

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 本学は実力主義だから、学期末試験ができなければ進級できませんよ、と。でも、実力主義といっても試験の点数だけが大切なのではありませんよ、と。
 ・・・そこまでは、誰だって言えると思うんですよね。

 そんな言葉遊びではなく、理科大が掲げる実力主義とはいったい何なのか――

 それを知りたければ、まず、少しでもやりたいと思うことをやってみる(=“遊ぶ”)べし、と。それを思い通りにやれるようにするには、どうすれば良いのか、自分で考えるべし、と。そして、何をどうやったら何がどうなるのかを自分で試して、感じるべし、と。

 そうして、単に実力を「つける」だけでなく、実力を「活かす」方法を自分のモノにすべし、と。それが、実力主義を貫く方法に他ならないのだ、と。

 そんなことを、私はあのパンフレットにある言葉から感じていたのだと、今日気が付きました。

 皆様には、上の画像のページだけ読んでいただければ十分ですが、それは私の中では、先日書いた私のこのエントリにもつながっています。

結局は「やるかどうか」(2013年11月13日)

 ふと足元を見ると、今は理科大の入試週間。受験生の皆様の健闘を願います。

恩師の教育観エッセー(2013年9月27日)