【北海道】札幌・赤レンガ庁舎に樺太資料室

　今日は学会発表を終えた後で、赤レンガ庁舎の中に入ってきました。今までに何度も前を通ったことはあったのですが、中に入ったのは初めてでした。



　中には北方領土だけでなく樺太の資料館があり、大きくはないものの素晴らしい展示がなされていました。戦前に日本が大日本帝国と名乗った時代の樺太での政策、戦時中の混乱と、戦後の住民の苦難についての展示は初めて知ることばかりでした。
　島国・日本の国民が国境や統治の問題に苦しんだのは、沖縄だけではありません。まして、樺太はソビエト連邦と陸上で国境を接していました。沖縄とは異なる苦しみもあったものと想像されます。

　日本の北の国境の歴史についても、もっと知らなくてはならないと実感する展示でした。