ラインの滝~シャフハウゼン2005年夏

 (2005年8月29日)
 この日、チューリヒホテルのチェックインに戸惑ってしまった私でしたが、すぐに鉄道で観光に出掛けました。到着時にすでに午後2時を回っていたこの日、行った先はラインの滝(Rheinfall)とシャフハウゼン(Schaffhausen)の街。



 チューリヒから北に鉄道で35分で着くのは、シャフハウゼンの西隣のノイハウゼン駅(Neuhausen am Reinfall)。ここを降りるとすぐにライン川に突きあたります。そこから、川沿いののどかな散歩道を30分ほど歩くと、写真のラインの滝に辿り着くことができます。



 激しい水しぶきを上げるこの滝は、ヨーロッパ一とのこと! また、私は乗りませんでしたが、ラインの滝を最も間近に見られる舟も運行されていました。上の写真で、水しぶきの向こうに舟がいるのが判ると思います。
 また、これも私は経験できませんでしたが、「対岸からこちら側まで鉄道の橋を渡って、ゆっくりと散策するのが正解」というご意見も。(時計オヤジさん『古都シャフハウゼン散策記』より、下の方に紹介があります。)

 ここで早速、他国からの観光客と写真を撮り合ったのも良い思い出。滝を満喫したら駅に戻り、列車でさらに1駅進んでシャフハウゼンに行きました。駅を出るとすぐに、フロンバーグ広場(Fronwagplatz)に着きます。



 ここから東に伸びるフォルダー通り(Vordergasse)は、壁画や彫刻で飾られた建物が並ぶ美しい通りです。1570年に造られたという騎士の家(Haus zum Ritter)もこの通りにあります。



 さらに東に進むと、ぶどう畑の中の急坂を上れる細い階段があります。その奥にあるのは、この街の要塞ムノート(Munot)。さらに、ムノートの中のらせん階段を上がると・・・



 シャフハウゼンの街を一望! ライン川と合わさった街並みが美しいです。元々この街自体、川を下る船がラインの滝のためにここで一度止まらなくてはいけなかったために、発展した所なのだそうです。
 なお、8月末でもサマータイムであるため、午後7時でもこれだけ明るい景色を見ることができます。
 
 私はこの日からの4日間、スイス国内用のユーレイル・パス(4日間鉄道の乗り放題)・ユース(学生用)で国内を回りました。格安の学生用のパス、広さが九州程度で鉄道でも多くを回れる国土、観光立国を謳うスイスで発達している国鉄。これを満喫できたのが、私の初めての海外旅行でした。