早大SMCワークショップ「科学を伝える作法を学ぶ」

2010年9月18日~20日早稲田大学での
ワークショップ「科学を伝える作法を学ぶ」
に参加してきました。

「伝える」ことに関心のある人たちの
集まりだったので、いろいろな人が
いろいろなことを話してくれました。
それが非常に楽しく、勉強にもなりました。

扱われたテーマは私の非常に興味のあるもので、
かつ普段見聞きすることのないものでした。
土日祝の3日間を費やす価値のある
ワークショップでした。

とくに、情報を受け取るときの注意点や、
逆に情報を発信することの責任を強く感じました。


「実習形式」で勉強になったのは、
ライティングセミナー。
私は、普段からいろいろな原稿を書いているにも
関わらず、20分間で400字の自己紹介を
しっかり書くことができませんでした。
うまく書こうとし過ぎたかもしれないな、とも思います。

作文はとにかく、
「筋を作り、それを通すこと」ですね。

プロの編集者のアドバイスも頂いて、
次の日には「うまい」と言ってもらえる
自己紹介文にすることができました。


主催は、早稲田大学
サイエンス・メディア・センター(SMC)
先日東京大学で参加したセミナー
挨拶をした先生との縁でお誘いを頂き、
今回参加することができました。
たくさんの出会いや、知人との再会に
感謝したいと思います。


内容の詳細をここに書くことは控えます。
以下、お世話になった講師の先生方のお名前と
内容(ごく簡単に)を紹介したいと思います。


― 子どもに伝える科学 ―

●杉尾むつ美さん(メンデル工房)
子ども対象の「実験教室」に親が求めているもの

木村優里さん(NPOガリレオ工房
“はじめ”に行う実験に注意する
 - 子どもに分かりやすく、興味の持てるものを


― 出版が伝える科学情報 ―

●鈴木真弓さん(新潮社・新潮文庫編集部)
編集で書き手と出版社とをつなぐ


― デザインを考える ―

●富田誠先生(早大院・政治学研究科)
ポスター上の配置でもリズムが重要


― 新聞やテレビによる科学報道 ―

●隈本邦彦先生(江戸川大学
記事の論理的整合性の不備を見抜けるか

松村由利子さん(フリージャーナリスト)
新聞の価値、限界と展望


― ウェブ時代における“科学ジャーナリズムの科学” ―

●田中幹人先生(早大院・政治学研究科)
科学ジャーナリズム、日本の特徴


― ライティング・セミナー(実習) ―

●難波美帆先生(早大院・政治学研究科)
筋を作る、筋を通すことの大切さ