記事紹介「科学英語を考える」

 今回は、研究内容や成果を英語で表現するときに参考になるウェブページを紹介します。もちろん、それ以外の英語を使う機会にも役立つものです。

科学英語を考える
(トム・ガリー著、東京大・理)


 私が英語の理解に最も重要であると考えている“情報構造”(情報の流れ)の話題も第6回に出てきます。是非ご覧ください。


 Can you help me? I'm looking for the department store.

 第1回は、著者が道で見知らぬ人からこう聞かれて戸惑ったという話で始まっています。"the"には「相手が知っている(もの)」という意味が含まれますが、知らない人からの質問では"the department store"が何を指しているのか、著者に分からなかったという話です。
 そして、"the"を使う際に考慮すべきは「相手が知っていることは何か」であるとして、"the"を使うことのできる(使うべきである)場合について説明されています。(~第4回)

 さらに、第5~6回では「情報の流れ」について解説されています。これが、私が英語を書く際に最重要と考えていることです。(もちろん、最低限の語彙と文法の力はもっと重要です。)
 第6回には、このような記述があります。

 「この(情報の流れの)規則は英語独特のルールではなく、日本語にも当てはまる。」

 この点は、私も強く同意するところです。私は、日本人が英語の文章を書くときにネックになるのは「英語の力」ではなく、そもそも日本語の作文力である場合が多々あると感じているのですが、その理由もここにあるのです。

 私は、まだこの第6回までしか読んでいないのですが、ひとまずここまでを紹介いたします。冒頭のリンクから是非ご覧ください。そして、いつか機会があれば英語の書き方・使い方について議論もできればと思います。