「みてみて、おはなー」
としか言わなかったとこから、
「みてみて、おはな咲いてるー」
と2歳児が言うようになったのは、大きな進歩なのでしょう。
●子どもが伸びる家庭の会話 キーワードは 「文章」と「接続詞」(日経DUAL、2014年3月31日)
○○しよう、と声を掛けると一度は「いらない!」「いかない!」と返ってくる2歳児の言葉も、ますますハッキリとしてきました(笑)
3月31日は、1歳児クラスへの登園の最後の日でした。保育園の桜の木の下で、うちの2歳児を追っかけまわして写真を撮っていました。
ら、他の子のお母様が声をかけてくださり、私たち2人の写真を撮ってくれました。ありがたいことです。
4月1日は、2歳児クラスへの最初の登園日でした。今日から本人も、小さなカバンを持っての登園です。
2歳になってから、言葉のバリエーションも増えました。我が子もいよいよ、言葉のある世界にやってきました。嬉しく思うと同時に、大変な世界に来たのだよな、と思います。
言葉は、意思を伝え合う貴重なツールです。一方で、これが腕力を使わずとも人を傷つける暴力になってしまうこともあります。
言葉を、人を笑わせることにこそ。言葉を、人を励ますことにこそ、使い切ることができるか?
―― 我が子を見ながら、親の自分の胸に手を当ててそう考えるときがあります。たとえ失敗をゼロにすることは無理だとしても、自分は言葉の強さを逆用していることはないだろうか、と。
いや、毎日失敗がゼロでないので、実際には反省をしながらの毎日ですが。
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本当に、言葉を使うことの価値なんて、人を笑わせてなんぼです。
それができない自分を、とにかく情けないと思ったのは、私が学部生のときにした(10年ほど前の)就職活動のときでした。逆に、本心でなく笑う人の集まる世界…その存在を知ったのは、私が修士課程大学院生のときにした(8年ほど前の)就職活動のときでした。
その私がどうありたいか、どういう世界でやっていきたいと思ったかは、今の私の身の置き方に表れています。
3月31日の夜、我が家の2歳児は「○○○せんせい、ありがとう」と言う練習を何度も繰り返していました。が、4月1日の朝は照れてしまったのか、先生にその言葉を伝えることはできませんでした。照れを乗り越えるのは、1年後か、20年後か。まぁ、それもあとでいいでしょう。
言葉のある世界での生活に、幸多かれと願うばかりです。そして、その世界において自分の想いと言葉をこそ、すべての人に大切にしてほしいと思います。
今日はこれから、登園時に新しいクラスに面喰っていた2歳児を迎えに、早くに仕事を切り上げて行ってきます。