北海道の湿地の中でも好きな眺めは大沼公園

 8月中旬、根室の次に立ち寄った釧路。根室から釧路のJR根室本線花咲線)は大雨での運休で乗れなかったのですが、釧路湿原に行くのにJR釧網本線(網走行き)に少しだけ乗れました。


 釧路を出た後10分もすると、線路にシカが現れるたびに減速する列車。野生動物と頻繁に会う釧路の鉄道すごい。


 広い釧路湿原。有名で交通の便がいいので多くの人がいましたが、本当に面白いのはもう少し先の塘路以北とか、東の根室・春国岱の方だったりする気もします。


 釧路の次は、千歳乗継の飛行機で函館へ飛びました。久しぶりの函館山や町並みももちろん良かったのですが、
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 函館山から。左は函館湾、右は津軽海峡(太平洋)。


 八幡坂。


 五稜郭タワーから見た五稜郭。星形の城郭の中心に箱館奉行所があります。このタワー最上階は、函館の歴史も絵で知れるのでオススメ。➡ 箱館奉行所HPより「奉行所について
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 時間をとって絶対に行きたいのは、函館駅から30分ほどで行ける大沼公園普通列車だと50分?)。こちらも湿地。ただし、釧路湿原や霧多布などが海岸線の進退に伴う砂の堆積でできたのに対し、こちらは駒ヶ岳の噴火泥流が河川を堰き止めたことによりできた湿地ですね。


 大沼の向こうに見えるのが駒ヶ岳。クジラボートも漕げて小さい人たちも大満足。


 ここまで函館方面から特急「北斗」などの列車で来ると、大沼公園の手前から沼(大沼の隣の小沼)が現れてくる景色がワクワクさせてくれます。しかし、ここも北海道新幹線が札幌まで延伸した際に在来線を残さない案が協議されているとのこと。大沼公園からは帰りも函館方面に乗り込む乗客が多かったので、ここが無くなってしまったら残念ですが・・・。

 しかし大沼公園への観光客が多いのも夏季だけ? しかも大沼の前後は急勾配で、“藤城線”(かつて渡島大野=今の新函館北斗=を通らなかった下り線)や “砂原回り”(かつて特急のすべても迂回した大沼公園を通らない支線)もあるくらいなので仕方ないのでしょうか。

 それでも、大沼公園までは新幹線駅の新函館北斗から普通列車でも20分前後、特急ならわずか9分で着くので、また鉄道で来たいところです。

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 今回の根室・釧路~函館旅では、東根室駅で会った鉄道好きの父子2人組(鉄道ファン)に函館でも会うという面白いこともありました。すべての旅好きに幸あれ。


 早朝の函館港。青函連絡船記念館「摩周丸」も見えました。