論文「結論」の書き方~「背景」からそこに至るまで

(2020年5月23日時点のメモ)
(リンク切れもあるので修正しつつ、これから整理する)

 

「結論は何か」を考える上で外せないのは、この2点。
1.先の検討(論文で言えば、先行研究)で明らかになっていたことの上に、今回の報告は何を検証し何を明らかにしたものなのか。
2.これが「今回の検証の目的」「今回の検証課題としたこと」を受けた説明になっているか。研究で言えば「本研究(本論文/本発表)の目的を受けた論述になっているか。

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論文(レポート)の書き方(2014年1月)
 何を前提として何を課題とし、どのような結論を導いたのかを明瞭に示すこと。

How to draft background/introduction of your research(論文 "Introduction" の書き方)(2014年4月)
 列挙するのではなくデザインすべし! ストーリーを構成し明示すべし。
 何を解決しようとしたのか。その課題は、他の未解決の課題全体の中でどのような位置づけにあるのか。今回の検討が課題全体の解決に向けてどのように貢献しようとしているのかを示すべし。つまり、"introduction" には検証(研究)の目的と、その目的までの道筋を示すべし。

 もっと言うと、「イントロで振った話は基本的にその論文の中で何かしら受けて考察」できるつもりで構成できるとなお良し。レポートとして「そこまではまだできていない」ことの言い訳に終わることもあるけれど。でも、何かできたことだけをアピールすることよりも、レポート全体の構成の中で「何が解決して何が未解決か」を明示することの方がずっと重要なのです。

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